日本刀の売却をお考えの方へ|札幌で正当な評価を受けるために
2025.07.22ご自宅にある日本刀をどうすべきか、お悩みではありませんか?
「祖父の遺品で出てきたが価値が分からない」「蔵や物置にしまったままで気になっている」「手放すべきか、残すべきか判断できない」――古美術 松 ~ shou ~では、このようなご相談を札幌市西区を中心に多くいただいております。
日本刀は、単なる武器ではなく、日本の歴史と美術を象徴する工芸品です。その価値は、時代や銘、保存状態によって大きく異なります。誤った方法で手放してしまうと、本来の価値を見落とすだけでなく、法律上の注意点を見落とすリスクもあります。
今回は、日本刀の売却を検討されている方に向けて、必要な手続きや査定ポイント、正しい売却先の選び方などを解説いたします。
日本刀の所持と売却に関する基本知識
まず大前提として、日本刀は法律により「銃砲刀剣類所持等取締法」の規制対象となっています。現代において日本刀を正当に所持するためには、都道府県の教育委員会が発行する「銃砲刀剣類登録証」が必要です。この登録証があることで、文化財としての美術刀剣として取り扱うことが可能になります。
売却の際もこの登録証は必須となり、ない場合は買い取りができないだけでなく、所持自体が違法と見なされるおそれがあります。まずは、ご自宅にある刀剣に登録証が付属しているかをご確認ください。
登録証を紛失してしまった場合でも、再交付の手続きが可能です。古美術 松 ~ shou ~では、再交付の流れについても丁寧にご案内しておりますので、必要であればお気軽にご相談ください。
売却を検討すべき日本刀とは?
日本刀と一口に言っても、短刀、脇差、打刀、太刀、薙刀、槍など、さまざまな種類があります。さらに、制作された時代や刀工によって価値は大きく変わります。
一般的に、以下のような特徴を持つ刀剣は高く評価される傾向にあります。
・鎌倉時代や室町時代など古い時代の作
・有名刀匠(例えば長曽祢虎徹、備前長船、相州正宗など)の銘が入っている
・登録証とともに刀工名が記載されている
・保存状態が良好である
・刀身の刃文や地鉄に美術的な魅力がある
ただし、上記に当てはまらなくても、思わぬ価値が見つかることもあります。拵え(こしらえ)と呼ばれる外装部分にも評価がつくことがあり、鐔や鍔、鞘、目貫といった細部にこだわった工芸的な装飾は、それ自体が美術品として価値を持ちます。
査定の際に重視されるポイント
日本刀の査定では、以下の点が特に重要になります。
登録証の有無
まず確認されるのが登録証の有無です。これがない場合、法的な所持・売却ができないため、査定の対象外となります。
刀身の状態
刃こぼれ、サビ、ヒビなどがないか、刀身が研がれているかどうかが評価に大きく影響します。現状で錆びついていたとしても、刀身がしっかりしていれば修復可能な場合もあります。
銘(刀匠の刻印)
銘があるかどうか、またその銘が本物かどうかで評価が変わります。無銘(むめい)でも歴史的価値があるとされることもありますが、銘が確認できる方が査定額が上がる傾向にあります。
外装の有無と状態
鞘や鍔などの外装が付いている場合、それらも含めて査定されます。特に細工が美しいものや、江戸時代の拵えは高評価になることがあります。
日本刀を高く売却するためのポイント
日本刀の価値を正当に評価してもらうためには、以下の点に注意することをおすすめします。
まず、状態を保つことが重要です。刃に触れたり、無理に分解したりせず、なるべく現状のまま査定に出すことをおすすめします。素人が手入れしようとすると、かえって評価が下がる可能性があります。
次に、登録証や付属品を揃えておくこと。箱、袋、由緒書などがあれば、必ず一緒に保管しておきましょう。
また、専門知識のある業者に査定を依頼することも大切です。日本刀は美術品としての鑑識眼が求められるため、リサイクルショップなどでは適正価格での査定は難しい場合があります。
古美術 松 ~ shou ~では、日本刀の査定経験を持つ担当者が在籍しており、価値を見落とすことなく丁寧に拝見しております。
古美術 松 ~ shou ~の日本刀買取サービスについて
当店では、札幌市西区を中心に日本刀の査定・買取を承っております。店頭査定だけでなく、ご自宅への出張買取にも対応しており、重くて運び出せない方や、ご高齢の方からも多くご利用いただいています。
査定の際には、刀身だけでなく拵えや付属品も含めて総合的に判断し、できる限りの評価を行います。「価値があるか分からない」「古いだけで傷んでいる」といった日本刀でも、まずはご相談ください。
また、売却後の流れや法的な手続きについても丁寧にご説明いたします。日本刀の売却が初めての方でも、安心してご利用いただけます。
まとめ
日本刀の売却には、法的な手続きと専門的な知識が必要です。登録証の確認や状態の把握、適切な業者の選定が、後悔のない売却につながります。
古美術 松 ~ shou ~では、日本刀に込められた歴史と美術的価値を丁寧に見極め、次の持ち主へと大切につないでまいります。札幌市西区で日本刀の売却をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。